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レイズボーラによる立坑掘削技術

概要

 レイズボーラ工法では、地表あるいは上部坑道にレイズボーリングマシンを設置し、目標の下部坑道に最初にパイロット孔を貫通させます。この後、下部坑道でパイロットビットを取り外し、拡幅用の大口径リーマービットを取り付けて、これを回転させながら上向きに引き上げることで所定の大きさの斜坑・立坑を構築します。リーミング掘削されたずりは、下部坑道に自然落下し、下部坑道より搬出されます。

従来のレイズボーラ工法では、パイロット孔の掘削精度等の問題から、掘削延長距離が短く、しかも口径の小さいものが標準でした。

当社ではパイロット孔の方向を検知する「メモリー型方位・傾斜システム」と、それに基づく「掘削管理システム」を開発することにより、大口径、長距離の掘削を高精度で可能にしました。

施工例(武甲鉱山)


武甲鉱山では、山頂で掘削した石灰岩を山頂斜坑(直径5.0m、延長480m)に投入し、坑底で引き抜いてベルトコンベアで貯鉱場に運搬しています。しかしベンチダウンに伴って現在使用している斜坑が残壁に入っていくため、新しい斜坑を建設することが必要になりました。

新斜坑は直径4.74m、延長340m、傾斜角70度で構築され、既存の補助立坑に接続して使用されます。佐藤工業はこれをレイズボーラ工法で施工しました。このスペックはレイズボーラで掘削した斜坑の中では世界最大級のものです。

使用した大型レイズボーラ機材はフィンランドのタムロック社製“RHINO 2006DC” で、我が国最大級のレイズボーラであり、本工事では、『メモリー型方位・傾斜計測システム』と『掘削管理システム』を採用することによって、掘削精度0.5%という驚異的な高精度で斜坑を貫通させることができました。

特長

高精度の掘削方向管理

先行するパイロット孔の方向を検知する「メモリー型方位・傾斜システム」と、それに基づく「掘削管理システム」により、高精度の掘削方向管理が可能です。

安全性の向上

レイズボーラマシンは、無人かつ遠隔操作が可能なため、発破工法に比べて非常に安全であり、また効率施工が図れます。

簡易な設備での施工

簡易な設備での施工が可能であり、大規模な設備を必要としません。

経済性の向上

他の施工法に比べ経済性に優れています。

施工実績

  • 武甲鉱山
  • 天山発電所(九州電力)
  • 葛野川発電所(東京電力)

この技術を用いた工事実績

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