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開放型駐車場の無耐火被覆設計法  FIRST

新耐火設計法の開発

佐藤工業では、平成8年4月に戸田建設、西松建設、ハザマ、フジタ、前田建設工業との6社にて、財団法人日本建築防災協会に「建築物の耐火設計法に関するFIRST委員会」を設置し、千葉大学名誉教授・齋藤光、千葉大学教授・上杉英樹、独立行政法人建築研究所、財団法人日本建築総合試験所との共同研究により、平成11年3月に鉄骨構造の自走式開放型立体駐車場の無耐火被覆化を可能とする「新耐火設計法 FIRST(Fire Resistance Structure)」を開発しました。

特徴(メリット)

新耐火設計法(FIRST)では、一般構造用鋼材を耐火被覆無しで用いた自走式開放型立体駐車場の設計・施工が可能となりました。
これにより以下のような利点が得られます。
(1)色が暗く、汚れやすい耐火被覆材を使用しないため、美観を向上できる。
(2)耐火被覆工事が不要となるため、工期が短縮され、施工コストが約5%低減される。
(3)耐火被覆材の粉塵飛散による、作業者・近隣への環境を改善できる。
(4)耐火被覆材厚さ分の駐車スペースが増え、階高が下げられる。
(5)建物解体時の産業廃棄物を抑制する。
本設計法は、独立した駐車場のみならず、本物件のように住宅や店舗などに併設された駐車場や上層に配された駐車場などへの適用が可能であり、今後、数多くの駐車場へ適用する予定です。

適用

本設計法は、独立した駐車場のみならず、住宅や店舗などに併設された駐車場や上層に配された駐車場などへの適用が可能です。

佐藤工業では、自走式地上21階建ての高層集合住宅に併設した自走式駐車場(3層4段式駐車場棟2,300m)に「新耐火設計法 FIRST(Fire Resistance Structure)」を適用し、耐火被覆を施さない一般鋼材を用いた自走式開放型立体駐車場の耐火設計として、委員会6社により国内最初の国土交通大臣認定を取得(平成14年1月30日付)しました。

設計上の配慮

上記案件の耐火設計では、以下の項目に留意し性能を確保しました。

 (1)従来、延焼はしないものとされていた車の、延焼を考慮

 (2)火炎が高くなるワンボックスカーやRV車を火源とする火災を考慮

建築基準法における耐火性能検証法

「新耐火設計法 FIRST(Fire Resistance Structure)」を適用した耐火建築物の設計は、高度な評価法により審査を行う(性能ルート)ルートCにより、国土交通大臣の認定を取得することが必要となります。


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