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2023年 年頭所感

2023年01月05日

『変革にチャレンジ』

新年のスタートにあたり、ごあいさつ申し上げます。

コロナ禍が始まって3年が経過しました。一気に収束とはいきませんが、ワクチン接種の加速、処方薬の承認によりウィズ・コロナへと転換され、飲食業・観光業を始めとする生活娯楽産業は活気づき、以前のような生活に戻りつつあると感じています。また、東京でも海外からの観光客の姿を多く見かけるようになり、今後インバウンド需要も期待されるところです。

さて、建設業を取り巻く環境は、「2023年度 国交省直轄工事でのBIM・CIM利用の原則化」、「24年度 時間外労働上限規制の適用」、「25年 建設現場の生産性2割向上をめざす」など、クリアしていかなければならない喫緊の課題が山積しています。人口減少や高齢化の状況を考えれば、課題解決の鍵として、「効率化」「省力化」「自動化」を求めることになるでしょう。
その実現のためには、前例にとらわれない自由な発想、既存の仕組みの変革、いわゆるDXが必要です。社員には失敗を恐れず、積極果敢に取り組んでいくことを期待しています。試行錯誤もあるでしょうが、失敗を許容できる風土がなければ、企業は成長しません。チャレンジすることが変革のエネルギーとなり、会社が活気づくものと確信しています。
一方、取り組みに対する検証は重要です。その質を高める努力を積み重ねることで、お客様に今まで以上の大きな満足を得ていただけますし、ひいては様々な社会課題の解消につながるものと信じています。

また「環境」は、取り組むべき大きな命題です。2030年を達成期限とするSDGsの17のゴールに含まれる環境関連の項目、日本政府が掲げる2050年までに温室効果ガスの排出を実質的にゼロにする、これらは約束です。
2030年、2050年と聞くと遠い先のように思えるかもしれませんが、これらの目標は、世界が手を取り合って挑んでも容易に達成できるものではありません。


当社グループも社会の一員として、環境問題に積極的に関わっていかなければなりません。役職員一人ひとりが、環境問題を他人事とせず、自らの問題であるという自覚を持って、それぞれの持ち場・立場で行動し、エコ・ファースト企業として、持続可能な社会の実現へ向けて社会的責任を果たしていきたいと考えています。

今年の干支は、癸卯(みずのと・う)。「癸」は『物事の終わりを意味するとともに、新たなる生命が成長し始める状態』、「卯」は『ウサギが跳躍する姿から「飛躍」・「向上」』という意味があります。この組み合わせにより、「これまでの努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍するような年」になると言われています。
当社は昨年、創業160年を迎えることができました。その歴史の中で培った経験や技術力を活かし、さらなる未来に向かって成長していきたいと思います。

本年も倍旧のご愛顧のほど、お願い申し上げます。

社 長  平 間  宏