DBO方式による広島県福山市の雨水ポンプ場改築事業に参画

2022年11月25日

－「新浜ポンプ場改築事業」に関する事業契約を締結－

　佐藤工業を含む民間企業グループは、このたび広島県福山市との間で、「新浜ポンプ場改築事業」に関する事業契約を締結しました。
　当社はグループ代表企業として、主に新浜ポンプ場の土木・建築工事の設計・施工を担当します。

　本事業は、供用開始から60年以上が経過した合流式下水道区域の雨水ポンプ場において、施設・設備の老朽化が著しく耐震性の課題も有していることから、土木・建築工事および機械電気設備を含めたポンプ場の改築を行うものです。
　また、公共団体が資金を調達し、民間事業者が設計・施工から維持管理・運営業務を一体的に行うことで、長期的な視点からコスト縮減や安定的な運営が図れるDBO（Design Build Operate：設計・建設、維持管理・運転一括発注）方式で行うプロジェクトです。

　当グループは、狭隘な敷地条件の中でのスクラップ＆ビルドによる再構築、および15施設を対象に、段階的に54施設に拡大が予定されている維持管理・運営業務に対して、「統合監視制御システム」「維持管理支援システム」等のICT設備の活用により、運転維持管理の業務効率化の実現と、下水道事業の安定性・持続性の確保に貢献していきます。

 

＜本事業の概要＞

【事 業 名】　　 新浜ポンプ場改築事業
【事業内容】　　新浜ポンプ場改築の設計・施工、
　　　　　　　　新浜ポンプ場ほか2施設およびその他の既設ポンプ場の維持管理・運営業務
【事業期間】　　2022年11月～2050年3月
　　　　　　　　＜設計・施工期間＞2022年11月～2030年3月
　　　　　　　　＜維持管理・運営業務期間＞・新浜ポンプ場ほか2施設　2023年4月～2050年3月
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　・その他の既設ポンプ場  　2023年4月～2028年3月
【事業方式】　　DBO（Design Build Operate：設計・建設、維持管理・運転一括発注）方式
【施設能力】　　計画雨水量：9.22㎥／秒
【構 成 員】　　 佐藤工業株式会社（代表企業）、東芝インフラシステムズ株式会社、株式会社千代田組、
　　　　　　　　株式会社三水コンサルタント、株式会社日本管財環境サービス

＜「新浜ポンプ場」の完成予想図＞