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技術センターSOU 施設紹介

技術センターSOUは、大きく「センター棟」「実験棟」「音響実験棟」「テストフィールド」に分かれています。

センター棟

BELSとNearly ZEB

センター棟では、「BELS評価☆☆☆☆☆(ファイブスター)」および「Nearly ZEB」の認証を取得しています。 省エネ(基準一次エネルギー消費量からの削減率)54%削減+再生可能エネルギーによる創エネを24%とし、トータル78%の基準一次エネルギー消費量を削減しました。

「CASBEE」と「CASBEE-ウェルネスオフィス」

センター棟では、 省エネルギーや環境負荷の少ない資機材の使用といった環境負荷低減への配慮に加え、室内の快適性、生物多様性、 景観への配慮などの環境品質も含めた建物の環境性能を総合的に評価する「CASBEE」(建築環境総合性能評価システム)と、 建物内で執務する職員の健康性・快適性に直接的に影響を与える要素だけでなく、 知的生産性の向上に資する要因や、安全・安心に関する性能についても評価する「CASBEE-ウェルネスオフィス」において、 ともにSランクを取得しています。

主な省エネ技術1:特殊空調システム TABS+地中熱利用ボアホール

躯体スラブ上の押さえコンクリートにパイプを埋設し、深さ100mのボアホールからの地中熱を利用して、夏期は冷水、冬期は温水をパイプ内に循環させることによって蓄熱し、躯体からの放射を活用した冷暖房を行います。

※ Thermo Active Building Systems

主な省エネ技術2:日射遮蔽・遮熱システム

ダブルスキンカーテンウォール

フロートガラスのアウタースキン、Low-e複層ガラスのインナースキンによってできたキャビティ空間を利用して熱負荷の軽減を図ります。

夏はキャビティ空間の通気を確保した熱排出、冬はキャビティ空間を閉じて蓄熱することによる熱負荷低減を行います。

太陽光自動追尾システム

各ブラインドを一つのシステムで統合。太陽高度と入射角、外部の照度などを考慮して自動的にコントロールします。

知的生産性向上と健康の両立に向けて

職員が集中、コミュニケーション、リラックス、リフレッシュなど、状況に応じて自ら働く場所を選べる『ABW(Activity Based Working)』を導入。さらに、Wi-FiやWeb会議システムなど執務環境も充実させています。

免震構造と最先端の防災対策

地震に強い免震構造を採用するとともに、災害時の防災拠点となるべく非常用発電機、井戸、電気自動車充電スタンドを装備。万全のBCP対策を備えています。

生物多様性の保全

当敷地内の緑地は、筑波本来の里から筑波山に広がる植生をモデルに作られ、里の落葉広葉樹林と草地や水辺、里から筑波山中腹の常緑広葉樹林、中腹域の針葉樹林を表しています。さらに山頂付近に分布し、最終氷期の生き残りと言われるブナを配しています。

また、(公財)日本生態系協会による評価認証(JHEP認証)でAAを取得しています。

実験棟

実験棟では、構造部材実験、土質実験、各種コンクリート実験、物理化学実験などを行っています。

構造実験エリア

天井クレーン2台(20t、5t)を有し、反力壁と構造実験用架台により、柱・梁を組み合わせた構造部材の載荷試験、 単一部材を模した試験体の載荷試験などを行い、耐震性や構造性能の評価を行います。

物理化学実験室

土の分類などの物理試験、砂の液状化試験などの動的な力学試験、化学試験などの材料の分析を行うエリアです。

土質実験室

土の締固め試験、透水試験、改良土の圧縮試験など、土の力学的性質を調べるエリアです。

環境実験室

温熱快適性や知的生産性の向上に関する実験、外壁・開口部の性能(断熱、結露)評価実験、 大空間の効果的な空調方式に関する実験、放射冷暖房システムに関する実験などを実施します。2室をそれぞれの温湿度(温度-15~+50℃、湿度20~80%)にて制御可能となります。

音響実験棟

音響実験棟では、無響室、残響室、箱型実験室、模型実験室を備え、音響に関わる多彩な実験を行っています。

無響室

壁・床・天井を吸音性の高い仕上げとし、自由音場の条件を実現した部屋。基礎的音響実験、音響心理実験、音響機器類校正・試験などを行います。

残響室

壁・床・天井を反射性のある仕上げとし、拡散音場の条件を実現した部屋。材料の吸音率測定、音響透過損失測定、機器の音響出力測定などを行います。

試験体移動式カセット

試験体をセットしたRC躯体壁のカセット。無響室~残響室間および残響室~残響室間に移動セットし、四周をエアシールにて密閉の上、測定します。

テストフィールド

トンネルの実物大実験装置を設置し、覆工コンクリートの圧入実験などを行っています。トンネルの施工技術のみならず、更新技術などの開発も行います。また、新しい地盤改良工法の実験も予定しています。