技術とサービス

鉄骨ブレース簡易接合工法 E-ブレース

短工期で経済的なアンカーレス工法。騒音、振動も大幅に低減しました。


これまでの鉄骨ブレース耐震補強工法では、既設建物のモルタルを剥がした後に、あと施工アンカーを設置する必要があり、このために振動や騒音が発生。工事中の建物稼動に障害が生じるため、低騒音・低振動・短工期の施工がのぞまれていました。

E-ブレースは、これらの問題点をクリアする画期的な工法です。RC造またはSRC造で建てられた建物の骨組み内に、枠付きの鉄骨ブレースと袋状繊維型枠とを一体化させ設置する簡易な耐震改修工法です。あと施工アンカーが不要なため、工事の騒音や振動を大幅に低減し、工期の短縮も実現。工費の低減、使いながらの施工も可能とします。

※技術評価更新に際し、摩擦抵抗機構を用いた仕様を追加しました。

●本工法は、鉄骨ブレース簡易接合工法(SCUF)として、財団法人日本建築防災協会の技術評価を取得した工法です。

建防災発第15078号(平成27年12月更新)

特長

無騒音・無振動・無粉塵

既設建物のモルタル仕上げをそのまま残すことも可能です。騒音、振動、粉塵の発生を抑え、人と建物にやさしい施工を実現します。

短工期で工費を節減

袋状繊維型枠を使用するシンプルで簡易な工法です。従来の型枠脱型が不要となり、工期の短縮とコストダウンを図ることができます。

クリーンな使いながら施工

あと施工アンカー工事が不要なので、クリーンで静かな施工を実現します。営業時間内の工事や夜間の工事が可能となります。


E-ブレースとは

E-ブレースの主な部材は、枠付き鉄骨ブレースと袋状繊維型枠です。袋状繊維型枠とは、消防用ホースと同素材に特殊加工を施したモルタル充填用の型枠です。またこれらに摩擦抵抗機能を加え、耐震性を向上させることができます。これらの部材と、既存建物の柱、梁の骨組みとの接着は、袋状繊維型枠内に無収縮モルタルを圧入して固めるだけです。

この構造により、柱頭柱脚への押し抜きの力と柱の剛性などで地震力を負担します。

摩擦抵抗機構とは、袋状繊維型枠に充填されるモルタルにシアキー(鉄骨枠に溶接した滑り止め部材)とモルタル板(ベースモルタルにエキスパンドメタルを組込んだ部材)を組み合わせたシステムで、梁面の摩擦力を加味し、耐力を増大させるものです。

※摩擦抵抗機構の採用は、対象建物の柱、梁部材および補強計画によって決定します。


作業工程

型枠・養生期間が不要なため、短工期かつ経済的で使いながらの施工が可能です。病院や庁舎、ホテルなど耐震補強が必要であっても、休業できないような用途の建物でも稼動しながらの耐震補強工事が行えます。


コスト比較

E-ブレースは、同耐力では在来工法に比べて約15%~20%のコストダウンを実現します。(当社工法比較)


施工実績

東北大学 理学研究科化学棟

東北大学 理学研究科化学棟

東北大学 理学研究科化学棟

東北大学 理学研究科化学棟

熊本大学 室内側

熊本大学 室内側

熊本大学 室内側

熊本大学 室内側

東武高輪第2ビル 外壁カバー

東武高輪第2ビル 外壁カバー

東武高輪第2ビル 室内側

東武高輪第2ビル 室内側

某学校耐震改修工事(北海道開発局営繕部) 室内側

某学校耐震改修工事(北海道開発局営繕部) 室内側

某学校耐震改修工事(北海道開発局営繕部) 室内側

某学校耐震改修工事(北海道開発局営繕部) 室内側

大地震での無被害を確認

建物概要

 ・教育学部本館・・・RC造・地上4階建て・延床面積:4,544㎡ (写真-1)

 ・文法学部本館・・・RC造・地上4階建て・延床面積:2,721㎡ (写真-2)

   所在地:熊本県熊本市中央区黒髪2丁目40番1号

         熊本大学 黒髪北地区キャンパス内

こちらの建物は両棟とも、2011年の耐震改修Ⅱ期工事にて、補強計画の一部にE-ブレースを採用した建物です。熊本地震では、所在地である熊本市中央区において、前震(2016年4月14日21時26分):震度5強、本震(2016年4月16日1時25分):震度6強が観測されましたが、地震後の被災調査の結果、周囲の仕上材を含めE-ブレースには一切の損傷は見られませんでした。なお、2011年に発生した東日本大震災においても、E-ブレースを採用した建物が大きな地震に見舞われましたが、同様にE-ブレースの損傷は一切見られませんでした。

写真‐1  教育学部本館外観

写真‐1  教育学部本館外観

E-ブレース現況

E-ブレース現況

写真‐2  文法学部本館外観

写真‐2  文法学部本館外観

E-ブレース現況

E-ブレース現況

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