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トンネル施工の情報通信技術 TLAN-spot

概要

 従来のトンネル工事現場では、施工の安全と品質を管理・維持するために必要な計測データの処理やモニタリングを、手書きによる記録に頼ったり、事務所に戻ってから実施していました。このため収集された計測データが切羽の状況変化の確認にタイムラグが生じ、現場作業に即時にフィードバックされない、という問題点がありました。

「TLAN-spot」は、トンネル工事の施工ヤード全体をひとつのネットワークエリアとすることで、管理データの通信状態を飛躍的に安定させるとともに、トンネル切羽、坑内、坑外、現場事務所等の作業エリアのどこにおいてもデータの入出力を可能とし、リアルタイムで情報を共有化することで施工品質の向上と省力化を図るための技術です。これによりデータ処理のための事務所・作業現場間の従来の手間がなくなり、より正確で迅速な対応が可能となりました。

特長

作業現場で必要とするデータへの即時アクセス

  • 施工ヤードのどこからでも、ネットワークを介して必要とするデータに直接、また自由にデータアクセスすることが可能となりました。これにより、例えば事務所内過去の切羽写真、地質縦断図等を参照し、観察結果の判断を素早く正確に行うことが可能になります
  • 粉塵や電力データをリアルタイムで確認でき、安全衛生管理や省電力化に活用することが可能

現場状況把握、情報共有の迅速化

  • 各職員の持つ携帯電話の高いデータ通信機能により、坑内各所に設置された監視カメラの画像が確認でき、構内位置情報や画像情報等を現場全体で共有することで安全性を向上することが可能です。
  • 発破時の退避確認を、携帯電話画面でも確認することが可能

 

車両、重機の運行状況管理

  • 各ダンプ車両や重機に携帯電話を車載することで、作業エリア内のどこからでも職員の携帯電話から車両、重機の運行状況の確認を可能とした。
  • また入坑時には、坑口の大型入坑管理モニターで運行状況を表示し、坑内不可視部分での車両、重機の運行状況の画像確認を可能とし、入坑者はダンプ車が稼働していないことを確認したのち入坑する現場ルールを策定することで安全性を向上させることを可能とした。
  • GPS搭載の携帯電話は、坑外でも使用可能であり、周辺環境騒音、速度、交通安全対策にも活用できる。

通信設備の簡略化

  • 音声通話ラインとデータ通信ラインを統合することにより、通信設備が簡略化された。

施工実績

  • 八箇峠トンネル工事(国土交通省)

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