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トンネル二次覆工はく落防止技術 T-FREG工法

概要

自然災害や経年劣化などによるトンネル内での覆工コンクリートのはく落は、重大な事故につながるおそれがあります。

T-FREG(Tunnel-FiberReinforcedEdging)工法は、利用者の安全・トンネルの品質向上を図るために、耐アルカリガラス繊維でできたメッシュ状のシートを、セントル両端部のアーチ部分に敷設してからコンクリートを打設することで、繊維シートとコンクリートを一体化させるものです。 (金沢工業大学環境土木工学科木村定雄教授、西日本高速道路株式会社と共同開発)

覆工コンクリート表層部に剥落防止用シートを埋設することで、供用開始時から剥落防止機能を付加できるため、万が一、コンクリートにはく離が生じた場合でも繊維シートがコンクリート塊を引き止めることができ、またコンクリートのひび割れを抑える効果もあります。シートを埋設しない従来工法に比べ、トンネル品質を向上させることが可能です。

【国土交通省NETIS:KT-110083-A】

 ※ セントル:覆工コンクリートを打設する際に使われる移動式型枠のこと

 

(補足)

  • 繊維シートは、剥落の発生しやすい覆工コンクリートの施工目地両側それぞれ0.5m~1m範囲で、断面方向ではスプリングラインより上部のアーチ部分に設置するのが最も効果的です。またシートは、目地材の形状に合わせて設置できます。

繊維シート敷設状況

繊維シート敷設状況

覆工表面の状況

覆工表面の状況

特長

供用中道路の交通への影響を排除

従来の覆工技術では、覆エコンクリートに剥離が発見された場合、緊急補修のための交通遮断が必要とされたり、またさらに剥離したコンクリート片が落下した場合には災害発生が懸念されるなどの課題がありました。本工法では繊維シートがコンクリート片の落下を防止する効果をもつことから、災害リスクの低減と保全行為の軽減が可能となります。

施工目地付近の耐久性向上

施工目地周辺のコンクリート表層部に繊維シートを埋設する一体構造に変えたことにより、覆工コンクリートに曲げ靭性が付加されるため、施工目地付近の耐久性が向上します。

覆工コンクリートに剥離が生じた場合でもシートがコンクリート片の落下を防止

施工目地周辺のコンクリート表層部にシートを埋設する一体構造に変えたことにより、覆工コンクリートに剥離が生じた場合でもシートがコンクリート片の落下を防止するので、災害リスクの低減と保全行為の軽減が可能になるため、品質が向上する。

この技術を用いた工事実績

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